
クロアチアの国旗
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クロアチア共和国(Croatia/CRO) |
正式 | Republic of Croatia | 首都 | ザグレブ |
人口 | 385.5万人 | 面積 | 5万6,594平方km |
言語 | クロアチア語 | 通貨 | ユーロ |
クロアチアの国旗:意味・由来・解説
『クロアチアの国旗🇭🇷』は、汎スラブ色である『赤・白・青』を使用した横三色旗であり、国旗の中央にはクロアチアの国章が描かれています。
国旗制定日は1990年12月21日。クロアチアが『ユーゴスラビア』から独立した際に正式採用されました(1991年)。
以下色の説明

『赤・白・青』汎スラブ色
国章の中央にある『赤と白の市松模様の盾』はクロアチアを表現しており、その上に乗っかっている『小さな5つの盾』は同国の5つの歴史的地域を表現しています。
また、クロアチアが社会主義国家だった頃には国章の代わりに『黄色の5某星』が使用されていました。
クロアチアの国章:5つの地域

クロアチア:5つの歴史的地域

クロアチアの国章
クロアチア国章の中央の盾(赤・白の市松模様)は『シャホヴニツァ』(クロアチア語でチェス盤を意味する)と呼ばれ、クロアチアの伝統的な象徴として使用されてきました。
中央の盾の上部に存在する、王冠状に並んだ『小さな5つの盾』はそれぞれクロアチアの歴史的地域を表現しており、左から「クロアチア王国・ドゥヴロヴニク・ダルマチア・イストラ・スラヴォニア」を象徴します。
上部の小盾:解説
・『一番左/古代クロアチア王国』:これは10世紀の『中央クロアチア』で使用された「クロアチア最古の紋章」とされているものです。青地に銀の三日月と六芒星(星)が描かれています。
・『左から2番目/ドゥヴロヴニク(ラグーサ共和国)』:青地に2本の赤横縞が描かれた小盾。
・『真ん中/ダルマチア』:13世紀にのダルマチアで使用された紋章。青地に3匹の王冠を冠するライオンが描かれている。
・『右から2番目/イストラ(イストリア半島)』:青地に金の山羊を描く。
・『一番右/スラヴォニア』:青地に銀の帯。その上に黒いイタチが走る。盾上部に6某星。
国旗:遷移・歴史
クロアチア社会主義共和国の国旗:解説

ユーゴスラビア社会主義連邦共和国の国旗
『ユーゴスラビア社会主義連邦共和国』とは第二次世界大戦中の1943年から1992年まで存在したバルカン半島における多民族・多共和国による社会主義国家のことです。
連邦制を採用。クロアチアは『クロアチア社会主義共和国』として連邦の一部を構成していました。
ユーゴスラビア連邦の国旗は伝統的な『汎スラブ色(青・白・赤)』に社会主義の象徴である『赤い五角星』が中央に描かれています。
同国はカリスマ指導者『ブロズ・チトー』の元、国家の運営が行われました。彼の政策は、同じ社会主義国である『ソ連』などとは方針が大きく異なるため『チトー主義』と呼ばれます。
民族・宗教・文化の異なる地域を比較的平和に統合。チトーの死後、民族主義が再燃し1992年に連邦は正式に消滅します。
『ユーゴスラビアは連邦制を採用し、6つの国家と2つの自治州で構成されました。』
【国家】セルビア・クロアチア・スロベニア・「ボスニア・ヘルツェゴビナ」・マケドニア・モンテネグロ
【自治州】コソボ・ヴォイヴォディナ
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