
あるあるクイズその1! 初級編【難易度☆☆】身近な心理・現象、集めてみました!
時計の針が一瞬止まって見えた、やるなと言われるとやりたくなっちゃう、そんな『あるある』みなさんも経験したことがあるのではないでしょうか?
そんなあるあるですが、意外と名前が付けられていることが多いんです。
今回はそんな身近なあるあるの現象・心理についてクイズにしてみました。
何問解けるかぜひ挑戦してみてね!
目次
Toggleあるあるクイズ開始!
1問目

可愛い動物を見ると思わず『つねりたくなっちゃう!』その心理を何という?
- ラブバイオレンス
- アタッチメント理論
- キュートアグレッション
正解!
不正解...
正解はキュートアグレッションです。
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2問目

偽物の薬でも、『効果がある』と信じることで症状が改善することがあります。
この現象を何と言う?
- プラシーボ効果
- ラベリング効果
- ホーソン効果
正解!
不正解...
正解はプラシーボ効果です。
『本物の薬や治療ではないのにもかかわらず、患者が「効果がある」と信じることで、実際に症状が改善する現象』をプラシーボ効果といいます。
新薬の効果を検証する際、薬の効果を正確に測るために、プラシーボ群(偽薬を与える)を設定するのが一般的とされています(下記の『※2問目補足!』を参照)。
逆に「この薬は副作用が強い」と思うと、本当は無害でも副作用を感じてしまう現象を『ノセボ効果』と言います。
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☆☆☆『※2問目補足!』←ここをタップ☆☆☆

新薬の実験をする時、上の図のように偽薬を飲むグループ(プラシーボ群)と本物の薬を飲むグループに分かれます。
実験後、検証結果からプラシーボの効果を差し引いた分が、新薬の効果として証明されるのです。
3問目

チームになると『誰かがやってくれる』と思いがち。その心理を何と言う?
- フリーライダー効果
- 傍観者効果
- リンゲルマン効果
正解!
不正解...
正解はリンゲルマン効果です。
『集団で作業すると一人ひとりのパフォーマンスが低下してしまう現象』をリンゲルマン効果と言います。1913年フランスの農学者マクシミリアン・リンゲルマンによって発見されました。
とある学者が、アリのグループに「重いものを運ばせる実験」をしたところ人数が増えるほど1匹あたりの動きが鈍くなる現象を発見しています。
人間のみならず、集団の中にいると頑張らなくなるのは本能に近い現象かもしれません。
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4問目

あの木目、人の顔に見える…。この現象を何という?
- フレゴリの錯覚
- サッチャー錯視
- パレイドリア
正解!
不正解...
正解はパレイドリアです。
『無意味な刺激やランダムなパターンの中に、意味のある形、(特に顔)を見てしまう現象』をパレイドリアと言います。
人間は『顔をすばやく認識する能力』が発達しており、これが暴走した時にパレイドリアが発生します。
名前の由来はギリシャ語から
『para(パラ)』 誤った、異常な
『eidolon(エイドロン)』イメージ、像、幻影
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5問目

同じ文字を見続けていると『あれ、こんな字だったっけ?』。この現象を何と言う?
- オッドボール効果
- ゲシュタルト崩壊
- サカディック・マスキング
正解!
不正解...
正解はゲシュタルト崩壊です。
見慣れた文字や形を何度も書いたり見つめていると、その対象の意味がわからなくなってしまう』という現象をゲシュタルト崩壊と言います。
人は視界から入る情報を細かく見ておらず、一つのまとまりとして認識しています【例。目、鼻、口=顔】。
ただし、同じものを見続けていると分析モードに入り全体が認識できなくなるんだとか。
ちなみにゲシュタルトはドイツ語で「構造」、「全体性」を意味します。
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6問目

スポーツなどで負けそうなチームを応援したくなる。その心理を何という?
- バーナム効果
- アンダードッグ効果
- 黒い羊効果
正解!
不正解...
正解はアンダードッグ効果です。
『負けているチームや、不利な立場にある者を応援したくなる人の心理』をアンダードッグ効果(負け犬効果)と言います。
人は群れで生きる生物で、仲間を守る本能を持っています。そのため、弱者や劣勢な存在を見ると「助けたい」「守りたい」という感情が発生するのです。
人類ははるか昔から『アンダードッグ物語』を好んできました。「小さな存在が知恵と勇気で困難に立ち向かう」。日本昔話で有名な『一寸奉仕』もアンダードッグ物語の一つといえるでしょう。
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7問目

見るなと言われると見たくなっちゃう。その心理を何という?
- サブリミナル効果
- カリギュラ効果
- フレーミング効果
正解!
不正解...
正解はカリギュラ効果です。
「禁止されるほど、その行為をしたくなる」という人の心理をカリギュラ効果といいます。
名前の由来は古代ローマ皇帝カリギュラから。過激な言動で知られるカリギュラをモチーフとした映画『カリギュラ』(1979年)を放映したところあまりにも過激だったため各国で上映禁止となりました。
しかし禁止にされたことにより、逆に多くの人の好奇心を煽りカルト映画として人気を博したそうです。
この出来事から『禁止が欲求を高める』というカリギュラ効果が生まれました。
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8問目

時計をチラッと見た時、最初の1秒が異様に長く感じる。この現象を何という?
- フラッシュラグ
- 時間拡張効果
- クロノスタシス
正解!
不正解...
正解はクロノスタシスです。
『時間が止まったように感じる』錯覚をクロノスタシスと言います。
人の目は高速で動いている間、視覚情報を遮断する機能を持っています。人の脳がその遮断している間の情報を、実際に見ていたかのように再現するのです。
時計などをパッと見た時、本当は見ていない時計の光景を脳が再現してあたかも最初から見ていたように見せています。そのため、秒針が止まっているように感じるそうです。
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9問目

『次回へ続く!』と言われると続きが気になっちゃいますよね。
その心理を何と言う?
- ツァイガルニク効果
- オブザーバー効果
- 認知的不協和
正解!
不正解...
正解はツァイガルニク効果です。
『やりかけのタスクの方が、完了したタスクよりも記憶に残りやすい』という人の心理のことをツァイガルニク効果と言います。
カフェのウエイターが「支払い前の注文」はよく覚えているけど「支払いが済んだ注文」はすぐに忘れているところから着想を得て、ロシアの心理学者ツァイガルニックが発見した効果なんだとか。
勉強のモチベが上がらない時、少しだけやって中断することでのツァイガルニック効果を応用できます。
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10問目

騒がしい場所でも、自分の名前を言われたらすぐ気づきますよね。
この現象を何と言う?
- カクテルパーティ効果
- ディラン効果
- ブーバキキ効果
正解!
不正解...
正解はカクテルパーティ効果です。
『騒がしい環境の中でも、自分にとって重要な情報(特に自分の名前など)を自然に聞き分けることができる現象』をカクテルパーティ効果と言います。
1953年にイギリスの心理学者コリン・チュリーが発見しました。
実験では、両耳に異なる音声を同時に聴かせ、一方の音声に集中させるリスニングテストを行いました。
すると、注意を向けていない側の音声は、意味を理解するどころか、内容すら覚えていないことが判明したのです。
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あとがき
いかがだったでしょうか?
他にもクイズまとめていますのでぜひ挑戦してみてください!
☆☆☆『クイズ』←ここをタップ!☆☆☆
『可愛いものを見ると攻撃的な衝動が湧いてくる』人の心理をキュートアグレッションといいます。
『可愛い!!!』という感情は時に人の脳の処理能力をこえてしまいます。行きすぎた感情を抑えるために攻撃的な感情で気持ちを落ち着かせているのです。
実験によると、キュートアグレッションを起こした人の方が、感情の落ち着きを取り戻すのが早かったとされています。